【モロッコ旅行記 Season4 】9日目 #07
モロッコはどこでも猫がいっぱいいるけど、
エッサウィラは今まで見た街の中でダントツの猫天国。
道の人通りのある所でもわりと手前まで出てきて平気でぐーすか寝てる。
「踏んづけちゃうよ!」って思っちゃうくらい。
それだけ猫をいじめる人がいないんだね。
しかし何だろなー。
一度目に来た時も感じたのだが、
確かにエッサウィラはきれいで落ち着いた街なんだけど、
静かで穏やかが勢いがなく感じてしまうのだ。
シャウエンの街も同じく静かできれいで穏やかだけど、
スペインの色が濃いのか、もっと人々が朗らかな感じがした。
マラケシュは時に「ええい!」ってくらいうざいけど、
それでも心が揺さぶられることが多い。
エッサウィラの感銘を受けてモロッコにはまったという人も多いけど、
どうも私には刺さらない。
相性というか、人それぞれの感性なんでしょうけどね。
みんなが良いと言っても自分にとって良いかどうかはわからない。
宿に戻ったら宿のオーナーさんがいて
(チェックイン時に対応した人はスタッフだったっぽい)
明日の朝食の時間についてたずねられたけど、
バスの時間が早いんだと話をしたら、
その時間だと用意ができないから、
キッチンにコーヒーだけ用意しておくと言われた。
それはそれで別に不親切でもない対応なんだけど、
ワルザザードのホテルのお姉さんが買い出しに行って
夜に部屋まで朝食セットを持ってきてくれた事を思うと、
ちょっと物足りなく思った。
部屋に戻り、ざざーんと波の音だけが響く。
他に人の気配のなさが心細くなる。
モロッコで一人でもあまり寂しいと思った事がないのだが、
マラケシュのお宿のいつも人の気配がする安心感が恋しいなぁと思った。
とりあえずスマホに入れてあった音楽を流す。
(便利な時代になりました。)
あえて邦楽を流して心をほっとさせた。