モロッコ旅行記Season2<7日目>「マラケシュ」

モロッコ旅行記Season2<7日目>「マラケシュ」


七日目 「マラケシュ」~堪能~

マジョレル庭園(マラケシュ)


ここにきてやっと妹と行動を共にすることに。
明日はもう帰国となるので、こまごましたものを買ったり、思い残すことないよう過ごす一日。

ガイドブックで朝のマジョレル庭園がおすすめとのことだったので、行ってみる事に。
でもその前に、数日前に行きそびれたスーパー「アシマ」へ。

今度はちゃんと地下に降りると、確かにスーパーはありました!!
そこで日本にはない商品やバラまき土産用の商品を買い込み、向かいのマジョレル庭園へ。

ガヤガヤと騒がしいマラケシュですが、マジョレル庭園は別世界。
静かでみずみずしく、落ち着いた雰囲気の場所です。
マラケシュの喧騒にうんざりしたら、ここに来るといいかも。



一歩中に入ると静寂が迎えてくれます。

ちなみにマジョレル庭園とは、画家のジャック・マジョレルが造園し、
その後デザイナーのイブ・サンローランなどが買い取って改修した庭園で、
中はブルーと黄色の色使いがとても洗練された雰囲気を出している庭園です。

 



斬新な色合いだけど、上品にまとまっている所がさすがです。



竹林の中にいると、ここがアフリカだと言うことを忘れてしまう。

中にはカフェもあり、ゆったりした時間がすごせます♪



ポット掴み人形。何かに似ていると思ったら、昔のカルピスのマークに似ているね。

妹がスーパーで大量に買い込んだので、一旦宿に戻り荷物を置いて今度はスークへ。
おしゃれなテラスのカフェでまずアラブ商人とのバトルに備え、腹ごしらえです。



テラス・デ・ゼピス。おしゃれなマラケシュっ子が集うカフェです。



クスクス!結局最初と最後の2回しか食べれなかった。

おなかもいっぱいになり、いざアラブ商人とのバトル開始です!!
妹は早速カフェの下にあったお店で小ぶりのタジン鍋を2つ購入。
でも今回入ったお店はどこも良心的でしたね。
やっぱりスークの奥の方のお店は買いやすい店が多いのかも。

妹がお土産用にと入った革製品のお店では、交渉の時、
最初英語で話したら店のおっちゃんがちょっと怯えた(?)表情だったので、
「あぁ、きっと英語があまり自信ないんだろうな」と何だか変な親近感が湧きました。
私も日本で英語で話しかけられたらおどおどしてしまうもん。

それにしてもモロッコなまりなのか、30は英語で「サーティー」だけど、
おっちゃんは「トゥルティー」とか言うので、「トウェンティ」と聞き間違えてしまう。
(ハッサンも30をトゥルティーと言っていたな…。)

その後ももう簡単なルートは覚えたので、そこから派生する横道にちょっと入ったりしながら、
モロッコでの最後の買い物を堪能しました。



マラケシュの路地。



ドアフェチなので、ドアの写真ばかり撮ってしまう。



可愛いドアが街の至る所にあるのです!

妹が「ヘナタトゥーだけはやりたい」と言うので、いつでもお祭り騒ぎのフナ広場まで出てみました。
フナ広場に来たらオレンジジュースは飲まないとね!と、名物のオレンジジュースの屋台で一杯。
しぼりたてのオレンジのジュースはとても美味しい!!しかも一杯4DH(50円くらい)!!安い!!



お兄さん、眉毛つながってる!!

ヘナタトゥーは私は前回の旅でぼったくられかけ、
かなりトラウマになっているのでその事を忠告した上で「私はやらないよ。」と言い、
妹は「それでもいい。」と言うので、妹がやってもらっているのを遠巻きに見ていました。
(近くにいると巻き込まれるので。)

戻って来た妹は両腕にタトゥーをしていて、
「片腕の予定だったんだけど、もう片方もやってもらった。」とのこと。
値段を聞いたら200DH!!2600円くらい!?(高!!)

相場は30DHくらいなのに(ちなみに私が前回ぼったくられかけた時に言われた額は300DH)。
それでも妹は「別にいい。」と(どこまで心が広いんだ!!)、納得はしているようで、
タトゥーをやってくれた人がサービスと言って両腕やってくれたらしいのだが、
それは高額をもらっちゃった分、片腕だけだとうしろめたいからやってくれたんだろうと思う。
(まぁ、そんな所がちょっと憎めない所でもあるのだが。。。)



昼間のジャマ・エル・フナ広場。

そして休憩のために入った、通りに面したカフェでお茶をしていたら、
黒人の兄ちゃんが携帯電話の売り込みにきました。
もちろん断ったけど、「ここで外国人が携帯電話買うとでも思うのかなぁ?」と
二人で疑問に思っていましたが、よくよく通りを眺めていると、行き交う人々の向こうに、
鴨が羽を広げた姿の剥製を手に乗せてアピールしているおじさんもいる。

おそらく剥製を売っているのだと思うけど、そこでそうやって「剥製いらんかねー?」とやっていて、
はたして「あ、その剥製ちょうだい!」って人がいるのだろうか?そんな事も二人で疑問に思いました。

とらえずちょっと変でもやってみたら誰かが買うかもしれない。そんな感じなのかな。
ほんとうにここは枠にとらわれない自由な所だなぁと思う。
買い物も思う存分し、宿に戻って荷物整理した後、
宿のひかるさんとアリさんと一緒に今度は夕方から出る屋台を見にまたフナ広場に行きました。
それまでは迷路のスークの中を通ってフナ広場に行っていたけど、
ほぼ一本道で行ける道があることに気がつきました。
ひかるさんは「こっちの方が難易度低いですよ。」と言っていました。
さらに「街灯もあるので、遅くなる場合はこっちの道を進めているんです。」とも言っていました。

夕景のクトゥビアの塔。



この塔を見ると聖子ちゃんの「マラケッシュ」の歌が頭に浮かぶ。

夕方のフナ広場は更に活気を増しています!!
ペットボトル釣りやヘナタトゥーおばさん、水売りおじさんに猿回しに屋台の煙にもうごっちゃごちゃ!!
相変わらず屋台からは「ラブ注入!」「マツコデラックス!」「ダメよ~、ダメダメ(おそらく最新)」と、
日本人の気を引く言葉が怒涛のように降り掛かる。



毎日がお祭り状態のフナ広場の夜。

それにしてもこの屋台、前にきた時と配置が変わったような?しかも明るくなった気が。。
前はもう少し薄暗い中で食べてた気がしたけど、どの屋台も昼間のように明るい。



「火事?」ってくらい光っているなぁ。

魚のフライの屋台や、ソーセージの屋台などいろいろありますが、夜のフナ広場の屋台が初めての妹に、
ここで食べるかそれともアリさんおすすめのレストランに行くか委ねたら、
レストランを選んだので、みんなでそのレストランに向かいました。

絨毯屋でもあるというそのレストランの最上階の席につくと、マラケシュの街が見渡せました。
マラケシュ、「えぇ~い!!(怒)」と思う事も多々あるけど、最後の夜はちょっと切ない。



アザーンももうすぐ聞けなくなるのね。。。

そこで料理を頼んだけど、量が多い!!食べきれない!!
でも最後の晩餐だから頑張ってデザートまで食べた!!

途中で音楽の生演奏や、ベリーダンスもあり、とても充実したディナーでした。

アリさんもひかるさんも、会ったばかりの人とは思えないほど気さくでほのぼのムード。
ひかるさんはいつも笑顔でどんな話も「あはは!」と笑って聞いてくれる懐の深さも感じる人。
アリさんはモロッコの事をいろいろ教えてくれて、話す日本語はなんだか可愛くて笑ってしまう。
二人の空気感は、まわりの人をほっとさせて、
この二人がやっていく宿はきっとお客さんが沢山来るだろうと思いました。
すでに私もまたマラケシュに来る時は、お二人の所に来たいと思います。

アリさん、ひかるさん、ほんとうに素敵な時間をありがとうございました!!