プチモロッコ語講座

プチモロッコ語講座

モロッコ語と言うかアラビア語ですが。。

アラビア語について語るのもアラビア語に長けている人からしたら
本当にお恥ずかしいレベルではございますが、モロッコでのアラビア語についてのお話。

モロッコの公用語はフランス語とアラビア語ですが、
いわゆる中東あたりのアラビア語とはちょっと違うアラビア語が使われています。
中東あたりのアラビア語が標準語とすると、モロッコのアラビア語はモロッコ方言とされて、
他ではあまり通じなかったりするようなんですね。

実際、旅行中にガイドが車のラジオをチューニングしていて、
あるチャンネルに合わせた時に「アラビア語わかんないからなー」と、
またチューニングをし続けていたのを見て「?」と思いましたが、
おそらくそのラジオは標準のアラビア語だったんだろうなと思います。

みみずが這っている様な不思議なアラビア文字、興味のある人も多いと思いますが、
一文字一文字は独立していて、英語の筆記体のように繋げて書きます。
世界的には左から右に文字を書くのが一般的ですが、
右から左に書くのもこの独特な感じを出しているのかもしれませんね。
(そして日本のような縦書きは相当珍しい形だよなと改めて気がつきました。)

では、本日は簡単な挨拶として「こんにちは」と「ありがとう」をご紹介します。

「こんにちは」は「アッサラームアレイコム」 السلام عليكم

(貴方の上に、平安がありますように)という意味です。

それに対する返事が「ワアレイコムッサラーム」 عليكم السلام

(貴方の上にこそ、平安がありますように)という意味です。

イスラム教というと怖いイメージがなかなか拭えない私たちですが、
このような挨拶のようにイスラム教圏の言葉の中には相手の幸せを思う気持ちが
こめられているものが多くあります。

そして「ありがとう」は「シュクラン」 شكرا
上の画像に貼ってある言葉です。

「アッサラームアレイコム」と「シュクラン」は、
モロッコにいる間幾度となく口にしましたが、
「シュクラン」は旅の最後にガイドに提出したアンケートに
アラビア文字で「シュクラン」と書いたので、この形だけは覚えました。
(文字を分解して理解まではしていないのですが。。)
外国人が一生懸命漢字をまねてちょっと変な漢字になっていたりしますが、
きっと私のアラビア文字もそんな感じだったんだろうな。(苦笑)

余談ですが旅の途中で日本人の団体に遭遇した時に、
おばさまがホテルのスタッフに「ショコタン!」と挨拶していましたが、
「ショコタン!」ではなく「シュクラン!」ですよ~。お間違いなく!!

それにしてもアラビア語、覚えたら面白そうですが、
なかなかハードルは高そうです。。。

あ、ちなみに「メズィヤーン」は「GOOD」という意味です。
モロッコ在住の日本人からすると「メズィヤーン モロッコ」は
「あっぱれモロッコ!」と言った響きのようです。(^ ^;)

でも「あっぱれモロッコ!」気に入っています!!