バブーシュについてQ&A
バブーシュについてのQ&Aをまとめました。
よかったら参考にしてみて下さい。
Q.
バブーシュって何? どこの国のもの?
A.
バブーシュはモロッコの工芸品のひとつで、
羊やヤギ、ラクダ、牛などの革で作られた履き物です。
かかとの部分がぺたんこになっているが特徴で、
スリッパの様に履きます。
モロッコでは底の革が硬い外履き用が主に使われていますが、
海外へのお土産用としては底の革が柔らかい
室内用が人気があります。
Q.
バブーシュは高価なスリッパですが、
普通のスリッパとどう違うのですか?
A.
まず、本革なので布製や合皮のスリッパとは使い心地が違います。
革ももともとは皮膚だったので、通気性があります。
(ビニールの合皮は通気性はありません)
布製のスリッパも底の部分がビニール製のものが多いので、
意外と蒸れます。
バブーシュは底も革になります。
なので意外と夏でも蒸れません。
汗も吸収するので、ベタつかずに快適な使用感です。
見た目も合皮は安っぽい感じがしますが、
本革は上品な雰囲気になります。
時間が経っても味わいがある風に変化していきます。
Q.
底も革だと滑りませんか?
A.
床の材質にもよりますが、
フローリングの床でしたら滑りません。
モロッコのタイル製の床も大丈夫です。
むしろ羊革のバブーシュは軽くて足にフィットし、
脱げにくいので、転倒防止になります。
最近屋内で普通のスリッパを履いていて、
脱げてしまいそれにつまずいて転倒、
骨折をするケースが増えているそうです。
屋内での安全のためにもバブーシュをおすすめします。
(災害時にも役に立ちます)
Q.
あの独特の臭いが苦手なのですが
A.
臭いバブーシュは使用している革素材が
安価なものである場合が多いです。
安価な革はなめし(動物の皮から革製品への加工)の
技術レベルが低いため、臭いものになってしまいます。
また、安い革素材はペラペラでバブーシュになっても
すぐ穴が空いたりします。
4,000円以上のバブーシュを選ぶと臭いや
品質が安心できるレベルのものが多くなると思います。
メズィヤーン モロッコのバブーシュも臭いが
気にならない程度のものを取り揃えています。
バブーシュ商品一覧
Q.寿命はどのくらい?
A.
安価なバブーシュはフローリングの床で
毎日履いて寿命が半年くらいですが、
高品質なものは一年くらい履けます。
Q.
バブーシュは洗えるのですか?
A.
水洗いはおすすめしません。
水に濡れて乾くとゴワゴワになってしまいます。
(固く絞った布でさっと拭く程度ならOK)
汚れが気になる場合は、靴屋さんなどで売っている
皮革用クリーナー(羊革用がおすすめ)を柔らかい布につけて
拭いていただくときれいになります。
※バブーシュの中や裏側の塗装をしていない部分は、
クリーナーでも落ちません。
お手入れについては以下のページをご覧下さい。
https://www.meziyan.com/page/9
Q.
左右は決まっているのですか?
A.
決まっていません。
使用していくうちに、ご自身の足の形に合っていきます。
Q.
どんなデザインがあるの?
A.
様々なデザインがあります。
丸い放射状にスパンコールが
あしらわれたものがポピュラーですが、
タッセルやボンボンがついていたり、
型抜きの模様が施されたものもあり、
無地のもの、素材がスウェードのものなどいろいろあります。
以下の記事を参考にしてみて下さい。
「バブーシュとは?」バブーシュの基本情報
Q.
革製品は革を取るために殺生するので苦手です
A.
モロッコでは羊の肉が日常的に食されています。
内臓や脳みそまで食べる習慣があり、
また食用として消費するだけでなく、
羊毛はラグなどに、
食肉とした後は皮も革製品の素材として使い、
全く無駄なく全てを利用しているのは、
かえって動物へのリスペクトがあるからだと思われます。
革だけを取るために殺生をしているのではない事は
ご理解いただけたらと思います。